VIVITA ROBOCON HAKATA 2026
いつも通り、VIVISTOPで活動していたある日。突然、空に稲妻が走り、窓から入り込むまばゆい光があたりを包んだ。思わず目を覆い、再び目を開けると、そこは、赤黒い煙が立ちこめ、炎が渦巻く不思議な世界――地獄。
目の前に現れたのは、閻魔大王。彼はこう告げる。「お前たちは本来“罪人”ではない。どうやら我らの手違いで、その場にいた者たちをまとめて地獄へ落としてしまったらしい。」
「とはいえ、廊下を走ったり、宿題を忘れたり、使ったラジオペンチを片付けなかったり…。お前たちも、そんな“ちょっとした悪さ”に心当たりがあるんじゃないか?」
大王はさらに言葉を続ける。「この地獄には、落ちてきた者を救う仕組みがある。それが“徳”を集めることだ。どうせ落ちてきたんだ、今回はその“クルー”とかいう仲間と2人で力を合わせてここでできるだけ多くの徳を積むことができれば、現世へ戻してやろう!」
果たして2人は、協力して“徳”を集め、無事に現世へ帰ることができるのか――!?

VIVITA ROBOCON HAKATA 2026
2026年1月18日(日) 13:00~17:00
運営メンバー集合:11:00 ※お昼ご飯は手軽に食べられるものをご持参ください。集合して役割確認などをしたあとにお昼ごはんの時間を設けます。
競技者集合:12:00 ※お昼ご飯は食べてきてください!
現地観覧入場:12:45~
会場:JR博多シティ10F VIVISTOP HAKATA
【出場順番】

【大会注意事項】
・終わりの時間は前後する可能性があります。
・現地での観覧は関係者のみ受け付けます。参加者のご家族、ご友人はご参加頂けます。(事前予約不要)
・会場の混雑状況によっては入場制限を行う場合があります。予めご了承ください。
・本イベントではライブ配信、写真・動画の撮影を行います。観覧の方々も写真や動画に映る可能性がありますので、ご了承頂ける方のみご参加ください。
■VIVITA ROBOCONとは
VIVITA ROBOCONは、子どもたちが自分のアイデアを具現化するオリジナルロボット製作プロジェクトです。課題解決に向けてロボットの仕組みや構造を考えて製作し、プロジェクトを自分の力で推進します。公式サイトはこちら
■イベントレポート (2026年3月追記)
2026年1月18日(日)、VIVITA ROBOCON HAKATA 2026を開催しました。
このレポートでは、ロボコン当日だけではなく、企画会議からキックオフ、製作期間、運営メンバーたちの準備など、ロボコン2026ができあがるまでの4ヶ月間をたっっっぷりお伝えします!
〈企画会議〉—————————————————————————————————–

2025年9月のとある平日、外はゲリラ豪雨の中、博多に集まったクルーたち。
実はこんな時期からロボコンの企画会議は始まっていました。
VIVISTOP HAKATAで開催するロボコンの魅力といえば、なんといってもみんながわくわくするようなフィールドのテーマ。「郵便車」「海の宝探し」「チョコレート星探索」「遊園地」ときている歴代のフィールド、今大会は何にしよう?
そんな時に、ふと出てきた(?)「サウナ」という言葉から、サウナ→温泉→別府→地獄めぐりと話がつながっていき、今年のテーマが「地獄脱出」に決定!今までとは一風変わったテーマに、クルー達もワクワクが止まりません!
〈キックオフ〉————————————————————————————————–

10月中旬、数回に分けて、競技出場メンバー向けのキックオフが行われました。フィールドの発表や、ロボットづくりの注意点、日程の確認などを行いましたが、みんな気になるのはなんといってもペアの発表。
今大会、博多では史上初となるメンバー1人とクルー1人で同時に競技を行うペアロボコン。参加メンバーはもちろん、キックオフの司会を担当したクルーを含め、クルー達もほぼ全員ペアの相手を知りません。ドキドキでしたねっ(笑)

キックオフ後には、さっそくペアでロボット製作の作戦会議が始まりました。ちゃんと喋るのは初めてというペアもあり、ちょっと恥ずかしそう&人見知りをかましているペアもありました。(今だから言えるけど、ロボコン期間の最後にはどのペアもしっかり仲良くなって、チームワークを発揮できていましたよ◎)

ちなみに今大会、設けた賞は以下の4つ。(結果的には5つになりました)
・優勝:得点の1番高いペアに
・テクノロジー賞:ロボットのギミックが1番優れていたペアに
・デザイン賞:ロボットのデザインが1番優れていたペアに
・コンビネーション賞:ペアでのコンビネーションが1番優れていたペアに
・クルー賞 ※本番でサプライズ発表
どの賞を狙うか、そのためにはどのフィールドギミックを攻略しなければならないか、そのためにはどんなロボットをつくらないといけないか、などを、キックオフの日からペアで話し合う姿は、今大会ならではの光景だったと思います。
〈製作期間〉—————————————————————————————————–

キックオフでの作戦会議の内容をもとに、ロボットづくりが始まりました。車体の設計、パーツの切り出し、組み立て、プログラム、塗装、コントローラーづくりなど、やることもりだくさん!

製作期間の1番の悩みは「活動の日にペアが揃わない」問題。キックオフ以降、なかなか活動のタイミングが揃わなかったり、そもそもキックオフを含めて最初の2週間会えなかったというペアも…
対策として「ペアの交換日記」を用意し、「今日やったこと」や「次にやること」「悩んでいること」などをメンバー・クルーがそれぞれ書き込み、情報交換やアドバイスの伝達を図りました。

だからこそ活動のタイミングがあった時には、どんどんカタチになっていくロボットをお互い見せあって、お互いアドバイスしあって、一緒の机で作業を進めていく。2人で1つの目標に向かって製作を続けたことで、どのペアも絆を深めていきました。


〈運営準備〉—————————————————————————————————–

11月上旬には、運営メンバーのキックオフを行いました。
今年の運営メンバーのお仕事は主に「フィールドの製作」と「本番運営」。他にも、ロボコンのテーマソング製作や、本番運営時に着用する衣装の製作など、運営メンバーの発案から取り組むことも。

フィールドの装飾でスプレー塗りを初めてしたり、服をリメイクして衣装づくりをしたりと、ロボコンの運営という面から、さまざまなものづくりを経験できたと思います。

その中でも、運営メンバーのサボテンは「閻魔(えんま)大王」と「衣装の鬼」を主に製作。そんなサボテンに、準備期間と本番運営を振り返ってもらいました!
サボテンレポート————————————————————————————————

閻魔大王を作る時に地道な作業(新聞を詰めたり)をしてとても難しかったのですが何とかロボコンに間に合わせることができました。一番大変だった部分は閻魔のしゃくです。習字の紙を貼り合わせてそのあと厚紙も貼って作りました。
キックオフでロボコンのテーマが地獄だったことから仮装をすることになりました。

僕の衣装はもともと般若(はんにゃ)をイメージして作ったのですが時間が足りなくて結局鬼(おに)という設定になってしまいました(´;ω;`)
当日になってじょうたろうが「槍を作ろう」といったので槍を作ってクルーを牢屋に閉じ込めていました。。

初めてロボコンの運営をしてみました。競技を見たり表彰するときのメダルを渡したりするのが楽しかったのですが、競技の途中のボールを戻す作業や炎を動かす機械などをやっていてめっちゃ疲れました😰

来年のロボコンにも参加したいと思っていますが、運営か出場者になるか迷っています。
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サボテン、素敵な振り返りレポートをありがとう!
次のロボコン、サボテンは運営メンバーか、それとも出場者か、とても楽しみですっっ
そんなこんなで年も明け、どのペアもロボットの最終仕上げや競技中の作戦会議、走行練習を行い、いよいよ大会本番!

〈大会本番〉—————————————————————————————————–

2026年1月18日(日)、VIVITA ROBOCON HAKATA 2026の開催です。
全15組30名、計31台のロボットたちがいよいよ走り始めます!!

2人同時出場のペアロボコンですが、クルーはまさかのぼっち高台(牢屋)に捕まっている状態でスタート!救出のため、メンバーによるギミックの攻略が求められます。

今年のフィールドの難関は「地獄のわっしょい窯」と「ゆらめくわっしょい炎」。風の力で上下左右に揺らめく高得点ボールの獲得に、どのペアも苦戦していました。

他にも「協力橋」や「仏の間」など、ペアでの攻略が求められる今年ならではのギミックも!ちなみに仏の間は、ペアでポーズをしながら「地獄に仏」と叫ぶことで、仏の間が開きます。そこにボールを入れたら加点されるというギミックです。

外部出場者として、佐賀県の東明館高校にあるVIVISTOP TOMEIKANの高校生2人のペアと、東京都のVIVISTOP NITOBEより「おたけ」、Ristmikより「みな」のペア、合計2組が出場しました。それぞれ個性あふれる素晴らしいロボットが博多で輝いていました。


また、VIVISTOP HAKATAのメンバーしゅんことゆ~さんがエキシビションとして出場。2台の電車と1台のロボット、合計3台を製作。そして、3人目の操縦者を観客から募集するというエンターテイメントを見せてくれました。

運営メンバーたちもギミックの操作やボールの補充、実況、配信機器の操作、クルーの捕獲(?)など、全員大忙し!みんなありがとう。お疲れさまでした!

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今大会の受賞者は以下の通りとなりました。
テクノロジー賞は、チーム名「カミチュ~」のメンバー/コバチュ~ と、クルー/かみやさん のペア

デザイン賞は、チーム名「いきものたち」のメンバー/カメさん と、クルー/まおさん(代打かみやさん) のペア


コンビネーション賞は、チーム名「かずメタ」のメンバー/メタナイト と、クルー/かずのこ のペア

クルー賞は、チーム名「コラっぴ」のメンバー/コライドン と、クルー/ひなっぴの ペア

最後に優勝は、チーム名「カブ」のメンバー/Nick と、クルー/けーくん のペア

以上の結果となりました。みなさん、おめでとうございます!
代表して、優勝ペアであるチーム/カブのNickとけーくんに今回のロボコンを振り返ってもらいました。
Nickレポート————————————————————————————–

キックオフはペアが発表されるまで、ペアロボコンだという事を直前まで忘れていましたペアがけー君だと発表された時はとても嬉しかったです。
ロボットを作っている時はけー君と協力して作り(多分)、たまに株の話をしながら楽しくつくりました。


僕が作ったロボットは去年博多ロボコンで優勝したピクミンのロボットを参考にして作りました。ボールを取りやすいように吸い取り口をギリギリまで広くする工夫をしました。



競技中は去年より2分長かったけどとてもあっという間でした。風わっしょいの場所で風対風でボールを取れるか心配だったけれど無事にとることが出来て嬉しかったです。
3度目のロボコンで最高得点で優勝することができてとても嬉しかったです。
けーくんレポート—————————————————————————–

他のクルーとも誰とペアになるか予想などをしていたのですが、まさかNickとペアになるとは思っていなかったのでとても驚きました。
ロボット制作では彼が自発的に、今回のコースを攻略するためにはどのようなギミックを作る必要があるのかを考えて、目指したいロボット像を明確に示してくれたのでサポートしやすかったです。


自分自身は地獄の釜とわっしょいのボールを取ることを目指してアームを制作しました。縦型のベルトコンベアで練習ではうまくボールを取ることができたのですが本番では……..笑


でもその代わりにNickが2人分の活躍でボールを回収しまくってくれたおかげで優勝することができました!本当におめでとう!!
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Nickは去年のロボコンで悔しい思いをしたと思います。ただ、挫けることなく、その経験を糧として、今年見事優勝を果たしました。もちろんそれはけーくんとの活動で、お互いが助け合い、時には煽り合い(笑)、ペアだからこその相乗効果を生んだ結果だと思います。Nickとけーくん、本当におめでとう!

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VIVITA ROBOCONは、課題解決に向けてロボットの仕組みや構造を考えて製作し、プロジェクトを自分の力で推進します。
今年はペアで決めた目標に向けて、ロボットの仕組みや構造を、一緒に考えて、一緒に製作していく。その過程で、クルーが一方的に教えるだけでなく、メンバーから教えてもらったりアイデアをもらったりと、お互い助け合いながらプロジェクトを完遂させました。


本番の舞台で、努力や経験が結果につながったペアもいれば、悔しさが残ったペアもいました。
でも全員に共通して言えるのは、ロボットを0から考えて製作し、大会に出場するところまでやり切ったことが本当にすごい、ということです。思うようにいかなかったからこそ「悔しい」と思えたのも、本気で向き合った証だと思います。


今回うまくいったことも、うまくいかなかったことも、ぜーんぶ自分の武器にして、どんどんいろんなことに挑戦していってほしいです。その悔しさも、達成感も、次の一歩を踏み出す力になります。クルー達は、みんなのものづくりへの挑戦を、一緒に、そして全力で応援し続けます。

VIVITA ROBOCON HAKATA 2026 ~地獄脱出~
これにて終わり!お疲れ様でした!
Reported by
ゆうくん・けーくん / VIVISTOP HAKATA クルー
サボテン・Nick/ VIVISTOP HAKATA メンバー
■企画ご協力(敬称略)
タカハ機工株式会社
Fukuoka Robotics Challenge
